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環境省主催グッドライフアワード2018授賞式

左:一般社団法人エシカル協会代表末吉さん  右:お多福たまご農場長

『安心・安全を、とことん追求』
『鶏らしく生きる』
この二つのテーマを
最大の目標に掲げ取り組んできた
自然養鶏の取り組みが、環境省主催
【グッドライフアワード2018】にて、
人と地球に優しい『自然放牧場お多福たまご』が
【エシカル賞】を受賞いたしました。

グッドライフアワードは、環境に優しい社会の実現を目指し、
日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる
活動や取組を募集して紹介、表彰し、活動や社会を活性化するための
情報交換などを支援していくプロジェクトです。

わたしたちの暮らしを制約するさまざまな課題

日本、そして地球は、わたしたちの暮らしを制約するさまざまな課題を抱えています。
グッドライフアワードが応援する取組は、まさにこうした課題を複合的に解決するための一歩です。

たくさんの人たちのアイデアや取組で、サスティナブルライフを実現しましょう。

グッドライフアワードとは・環境省グッドライフアワード(参照 2018-11-20)

環境省主催グッドライフアワード2018授賞式


『自然放牧場お多福たまご』では、
ガスや電気を使用せず環境に負荷をかけない
放し飼いを行っています。
鶏都合の、鶏本来の暮らしを実現する為、
朝から夕方まで放牧場でのびのびと過ごします。
また、とことん安心・安全を追求する為に、
農薬・化学肥料を使用しない穀物や野菜を厳選した
飼料原料に徹底しています。
そんな私たちのたまごが
環境だけでなく、人や社会、
地域に思いやりのある「エシカル」な取組として
表彰されました。

審査員の方から頂いたお言葉で特に印象に残ったのが、『本物の卵だ』でした。
先進国の中でも日本の養鶏はアニマル福祉が出遅れていると聞きます。
鶏の産卵の8割は午前中に行われます。
屋外でも産卵してしまうことから、放し飼い鶏でも午後から屋外開放を行う事もあるそうです。
『自然放牧場お多福たまご』の鶏たちは、人間都合ではなく、鶏都合。24時間365日、自然放牧しています。そういった、取り組みの一つが選定の理由でもあるそうです。

そして、現在地球規模で問題になっているのが、
『薬剤耐性菌問題』。(※口から入れた食べ物などから体内で薬剤・耐性菌が間接的に蓄積し、病気になり処方された薬を飲んでも効かなくなる問題。)
WHO(世界保健機関)、G7(主要国サミット)、厚生労働省(日本政府)も問題解決に向け議論を重ねているそうです。
家畜に対する過剰な抗菌薬(飼料添加物)、薬剤投与の使用が、私たちの健康にも影響を及ぼすかもしれない。

卵は鶏の食べたもの・飲んだものから作られます。
だからこそ私たちは、鶏に与える餌・湧き水にとことんこだわっています。


「お多福たまご」を食べた高齢者の方々に、「昔の卵の味がする」とおっしゃって頂いたのが印象的でした。

昭和30年頃までは庭先養鶏が主流で、鶏がとても身近な存在だったそうです。

それでも卵はとても貴重で、
『運動会や遠足でしか食べられなかった』
『長男坊しか食べられなかった』
『1個の卵を兄弟3人で食べた』
『産後の肥立に卵をいただいた』とのお話を聞きます。

私達には信じられない事ですが、昔は卵が高級品だったのだそうです。
自然の中で鶏を育ててみると、卵を産まない時期もあり、卵が貴重だったというお話も、分かることがあります。
非効率的な飼育方法かもしれませんが、目指すのは「素朴な昔の卵の味」。
健康の為、元気を出すために。
心から安心して食べられる卵を届けたい、一心で、これからも続けてまいりたいと思います。

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